私がXTERRAに参戦しようと思った理由

XTERRA JAPAN

こんにちは、久しぶりの更新になってしまい、楽しみにしている方には申し訳ありません。(いや、そんなにいないかw)

世界選手権まで、残すところ1.5か月くらいとなったのですが、正直申し上げると、思うように練習は進んでいません。

先週参戦したシマノバイカーズは、復帰戦にしてはまずまずといった結果でした。

2時間耐久ソロで、80名近くの参加者がいて9位に入れ他のは、個人的には悪くない結果だったと思っています。

あとは、招集時間にもう少し早く着いていて前方でスタートできたら、スタート直後の混乱に巻き込まれずに済んだかもしれません。

まぁ、終わってしまったことを色々いっても仕方ないので、今回は、自分の気持ちを整理する意味も込めて、なぜ自分がXTERRAに興味をもって、参戦をしようと思ったのかを書き綴ってみようかと思います。

お時間ある方、ご覧になっていただければ幸いです。

XTERRAに出会ったきっかけ

私は、2016年から、自分に挑戦するという意味合いで、1年に1回はトライアスロンの何かしらのイベントに出てみようと思っていました。

もともと水泳を習っていて、社会人になってからは念願のロードバイクも手に入れたので、走る練習をすれば、何とかなるだろうと思ったのが、そもそものきっかけだった。

トライアスロンに挑戦する部類としては、割と軽いノリなのかもしれない。

2018年にミドルディスタンスを何とか完走して、自分の目指していたものもひと段落ついた。

そういった実感を得ていたこともあり、次にどんなものに挑戦しようか迷っていたところだった。

インターネットでトライアスロンのレースを探していたところ、たまたま目についたのが、XTERRAというオフロードでトライアスロンをするというイベントでした。

ちょうどマウンテンバイクを買って、色々なオフロードイベントにも出てみて、少しずつ乗りなれてきたところでもあったので、自分の中でも、次はこれに挑戦してみよう!というタイミングとも合ったのだ。

オフロードレースの過酷さは、ロードレースと比べても大きいことは経験的に知っていたので、まずはLight Classからチャレンジしてみようと思いエントリーしようとしてみたが、残念ながらエントリー期間が過ぎてしまっていたのだった。

すぐに運営事務局に問い合わせてみたところ、ボランティアをすることを条件に、特別に参加させてもらえることになった。

Light Classで自信がついた

XTERRAというイベントがまだ日本ではマイナーなこともあり、インターネットを調べてもあまり有力な情報が得られませんでした。

こうなったら、自分の目で確かめてみようという気持ちも大きくなった。

Full Distanceと比べると参加者が少なかったが、少ないながらも参加している人たちはどこかリラックスしていて、イベント自体を楽しもうとしている雰囲気を感じられた。

ピリピリしていない、自然を楽しむ感覚、レースに出ること自体を楽しもうという感覚がそこにはあった。

結果としては、何と初参戦で優勝することができたのだった。

これには自分も驚いた。

自分がここまで挑戦してきたことに間違いはなかったと、自信がついたのだった。

そしてレースの後に、すぐにFull Distanceに申し込もうと決意を新たにしたのだった。

Full Distanceで打ちのめされた

しかし、世界的に流行したCOVID-19の影響で、2020年のあらゆるイベントは中止を余儀なくされてしまい、XTERRAも例外ではなかった。

すぐに挑戦できないことはショックだったが、翌年に開催されることを願って、練習を続けた。

そして2021年に、念願のFull Distanceに参加することができた。

しかし、そこで自分の望んだような結果にはならなかったのだ。

バイクパートの途中から熱中症になってしまい、ランパートでは何度も立ち止まり、ゴール直前で同年代のライバルに抜かれてしまい、散々な結果となった。

練習したにも関わらず、自分が思ったような結果を得られえず、立ち直れないくらいショックだった。

XTERRAの厳しさを身をもって知った瞬間でもあった。

Full Distance年代別優勝を目指した

日本の予選では、年代別優勝した1名だけしか世界選手権には出場することができない。

その1枠を目指して、気持ちを切り替えて挑戦することを誓った。

自分がなぜ熱中症になってしまったのか、どうしたらそれを防ぐことができるのか。

苦手なランニングを、どうしたらよいか。

マウンテンバイクのテクニックを磨くにはどうしたらよいか。

様々な対策を重ねて、また1年間練習を続けた。

その間に、右足首をケガしてしまい、2か月間練習することができないこともあった。

正直いうと、順調に練習できたわけではなかった。

いくつかのレースを経験して、いよいよ丸沼で行われる日本の予選の日が来た。

レースの内容としては課題が残ったものの、目標としていた年代別優勝を決めることができた。

ライバルと健闘を称えることもできたと思う。

リハビリテーションの仕事を続けながら練習を続けるのは大変だったが、1年間この挑戦を許してくれた妻には、今でも感謝してもしきれないくらいだ。

失敗の過程も楽しめるようになった

普段から面倒を見てもらっているMTBショップの店長(彼自身もシクロクロスの世界戦に出場したこともあるくらいテクニックとノウハウを持ち合わせている人である)からも色々アドバイスをもらっていたのだが、練習が思うようにいかずに落ち込んでいる自分にこんなことを言ってくれたのだ。

「失敗するから楽しいんだよ。すべてが思い通りにいったら面白くないでしょ?」

そもそも自然が相手のレースなので、自分の思う通りに行かないことのほうがむしろ多いのではないかと改めて気づかされた。

そして、結果ばかり追い求めるのではなく、その過程を楽しむことの大切さに気付くことができた。

この教えは、自分の競技以外でも大いに役立つ教訓となった。

XTERRAというイベントは依然として、競技自体のハードさや、機材面でのハードルはあるものの、チャレンジすることや、ゴールまでの過程を楽しむこととしては、魅力的ではないだろうか。

自然を愛する気持ちがある人、トライアスロンに慣れてきた人、トレイルランニングにもう少し刺激が欲しい人など、今の自分の限界に挑戦したい人がいたら、ぜひともXTERRAに挑戦してみてはいかがだろうか?

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