XTERRA JAPAN2022 参戦記  レース編 ②バイクパート

XTERRA JAPAN

いよいよお待たせしました。バイクパート編になります。

ちょっと今回は長いので、後述する以下の5パートで書いてみました。

  • トランジション
  • 環湖荘の周りのスタートループ
  • ペンション村へ向かう、湖荘沿いのシングルトラック
  • ペンション村から上るジープロードと湖畔に戻る激下り
  • 2周目の上り&激下り

フルディスタンスはスタートループ以外を2周回してトランジションエリアに戻ってという形で、25kmを走ります。

(ちなみに、ライトディスタンスは、スタートループ+1周の約12kmです)

最近のオフロードトライアスロンの参加者を見てみると、やはりマウンテンバイクから転向してくる人が多いように感じます。

かくいう私も一応マウンテンバイクに乗るようになった人の一人なので、そうではあります。

もちろんバイクだけではないのが、このオフロードトライアスロンの面白いところなので、オンロードのトライアスリートが転向してくる例ももちろんあります。

(湖畔のスタートループを1周してから、本コースに入るシングルトラック。シングルトラックはテクニカルです)

① トランジション

そういえば、トランジションですが、今回は、スイムパートからあがるのに、ガれた湖畔を渡らないといけないので、フィニッシュした地点にサンダルを置いてOKになりました。

朝の準備のときに、サンダルを置いておいて正解でした。

あと、トランジションに行く際に、岩場をよじ登らないといけないところがあるので、ここでも参加者の体力を削り取っていきますw

(今回だけの試みかもしれませんが、やはりスイムを上がった後はサンダルがあった方がよさそうです。)

トランジションでは、整理をしていたつもりが、いつもバタバタしてしまい、時間がかかってしまうので、ここは練習が必要ですね。

今回も、前日に練習をしていたので、その時よりはましになりましたが、やはりここで1人に抜かれてしまいました。

今回のバイクコースは、環湖荘の周りのスタートループを1周してから、本コースを2周する25kmのコース。

エクステラジャパンは、各国のエクステラのコースの中でも、屈指のテクニカルコースと言われているくらい難しいコースです。

狭いシングルトラックに、テクニカルな路面や、急こう配の下りもあるので、マウンテンバイクの醍醐味をぎゅっと凝縮したコースといえるかもしれません。

それ故に、マウンテンバイクのクロスカントリーの経験がある人が参加してきているのもうなづけます。

(しかも今回は、東京オリンピック代表の山本幸平選手も出場してしました。前のページでも記載しましたが、一緒に試走できたのが本当に奇跡的です。)

環湖荘の周りも意外とテクニカルで、試走で落車したところもあったので、ここは素直に降りていきます。

本当は、乗れる箇所が多いほど、タイムも稼げるのですが、リスクをとって失敗したときにタイムを失う+けがをするよりは、多少のタイムと引き換えに安全に慎重に行くのも戦略の一つだと思います。

けがしてしまったら、満足に走れなくなるばかりか、後々影響してしまいますからね。

コースの構成としては、

  • A.環湖荘の周りのスタートループ
  • B.ペンション村へ向かう、湖荘沿いのシングルトラック
  • C.ペンション村から上るジープロードと湖畔に戻る激下り

 

という感じになります。

本コースはBとCで、これを2周して、トランジションに戻るという感じです。

(つまり、A+2×(B+C)=25kmということです。)

Youtubeに、エクステラジャパンのバイクパートの動画もあったので、検索してみて参考にしてもよいかと思います。

激下りは、動画で見る以上にハードなので、覚悟して挑んだ方がよいと思います。

結構会場の範囲も広い&急こう配なので、カメラマンさんも大変そうです。

(実際、バイクパートの写真はあまりないですw)

② 環湖荘の周りのスタートループ

 前日は晴れていたものの、当日は台風が近づいていることもあり、ところどころ泥の部分も。

 距離は短いですが、環湖荘の裏へ行く道は、結構きつい上り。

 周りを走るのにも、急なコーナーが多く、ごろごろした石がある道もあり、意外と脚が削られます。

 あとは、絶対に降車しないと通れないような箇所もあるので、そこも注意ですね。

 下りは上り返しやスイッチバックも意外とあるので、テクニカルです。(私は自信ないので、ドロドロのところは足つきしたり降車しましたw)

 こういうところが乗れるようになると、もっとタイムが稼げると思います。

 もっとテクニックが欲しいです。(´;ω;`)

③ ペンション村へ向かう、湖荘沿いのシングルトラック

 環湖荘の裏から出ると、正面玄関前のアスファルトに出るので、そのまま進むとトランジションエリアに戻ります。

 そこからそのまま湖の方へ行くと、湖沿いにあるシングルトラックに進んでいきます。

整備されていない部分もあるので、橋が落ちている箇所や隙間のある部分も。

倒木や大きな岩で道がふさがれている箇所もあるので、降車ポイントは結構多いかも。

下りの最後に切り株がある道もあるので、さすがの山本幸平選手も試走では降りていました。

(本番は、もしかしたら、全部乗っていったのかもしれませんが、そこは確認できませんでした)

また、湖沿いのシングルトラックは狭いのに、湖側には柵などがないので、バランスを崩すと湖の方へ落ちる人も例年数人はいるそうですw

(危ないと思ったときには、素直に降車するのも大切です)

また、登坂の手前に、崩落した橋があったり、根っこが渡っていたりするところもあり、瞬間的なパワーが必要な個所も。ここはクロスカントリーらしいですね。

降車ポイントは、無理しないで降りたほうが早いので、そのあたりの見極めも大切になってくるかと思います。

水門がある箇所で一瞬アスファルトにでますが、すぐに階段を下す激下りポイントがあります。

ここも断続的な昇り降りがあるので、激下りや上りが難しいときは、私も降車しました。

シングルトラックを進んでいると、鉄塔があるエリアに出てきます。

鉄塔を超えてからペンション村への下りは、ところどころドロップオフがあります。

(ドロップオフとは、数十cmほどの段差で、あまり前方に体重が乗っている状態だと前転して落車する危険があるポイントです。乗車姿勢を整えて、ある程度の勢いがあれば、問題なく下れますが、疲れていて体や腕が固くなっていると難しくなります。)

森の中をくねくね下っていくと、徐々に明るくなってくるので、そうするとペンション村の近くまできたことになります。

④ ペンション村から上るジープロードと湖畔に戻る激下り

 砂利のジープロードを下り広い場所に出てくると、ペンション村まで降りてきたことになります。

 ちなみに、私が先日前前泊した時にお世話になった、「ペンション山下」さんもここにあります。

 ペンション村にある青いリボンをたどると、徐々にガれたダブルトラックに入ります。

 手前に給水ポイントがあるので、給水したい人は、ここで給水するのもありです。

 (後述しますが、2周目で私は給水しました。)

ここからは、てっぺんまで、約5kmのがれたダブルトラックになります。

淡々と上っていくのですが、これが地味に疲れる。

人によっては30分以上かけて上らないといけないので、ここもパワーが求められるという意味では難所の一つではないでしょうか。

前回初めてフルディスタンスで出場した時は、ピーカンだったので、暑さにやられて熱中症になってしまい、全然パワーがでなくなってしまったのを思い出しました。

今回は熱中症対策はしたものの、曇りだったこともあり、熱中症にならなかったのは幸いだったかもしれません。

とくに面白いものもないので、走りやすいところを選びながら、淡々と抜かして上っていきます。

途中、自分たちが泳いでいた丸沼が見える絶景ポイントがあるのですが、バイクパートの時は、曇ってきていたので、あまりはっきりと見えませんでした。

それでも、雲に隠れた丸沼もちょっぴり幻想的でした。

さて、いよいよ激下りのパートです。

竹藪を切り抜いて作られたシングルトラックをくねくねと下るのですが、いかんせん全体的に急こう配なので、神経を使います。

(自分はここで、ブレーキを多用しすぎてかなり速度が落ちてしまいました。もう少しコーナリングがうまくできればタイムも稼げたと思いますが、そこは今後の課題ですね。)

それでも疲れがたまってくると落車してしまい、2周目と含めると都合4回も落車していました。

しかも試走していたエリアでの落車もあったので、大きいけがやメカトラにはならなかったものの、ビビりすぎて情けなくなるような形の落車だったので、これは悔しかったです。

やわらかいふかふかな泥泥(といってもよくわからないw)エリアもあり、こうなると一度降車してしまうと再乗車は難しい。

とくに下りきる直前は、こんなところばかりなので、かなりテクニカルです。

立哨の人に聞いたところ、乗車しているのも一部の人だけだと言っていました。

自分は早々にあきらめて降車し、慎重に下ります。

下りきったところから一瞬急な登りがありますが、そこを超えると乗車できるので、ここから周回ポイントまで一気に下ります。

ここもいくつか道があるのですが、正しい道を行かないと、変なところに行ってしまうので、必ず試走して場所を確認しておいた方がよいと思います。

⑤ 2周目の上り&激下り

さて、合流ポイントに戻り、再びペンション村の方へ進むシングルトラックに行きます。

ここの合流ポイントからの周回が意外とテクニカルで、急カーブで短い急こう配を上らせられるので、難しい人は降車した方が早いと思います。自分は何とか乗車していきましたw

2周目となると、疲労も徐々に溜まってくるので、1周目では力業で行けたエリアも途中で足をついてしまったり、降車せざるを得ないところも出てきて、自分の力不足を感じさせます。

それでも前を向いて進んでいきます。

自分の場合は、テクニックがないのもありますが、なぜか後半の周回数に慣れたくらいから徐々に走れるようになりますw

ペンション村に下るシングルトラックも2周目の方が気持ちよく下れてコーナリングも大丈夫でした。

2回目のダブルトラックの上り手前で、給水をしたのですが、ドリンクの粉を水を入れてから入れようとしてしまい、粉がこぼれるアクシデントw

ここでトラブってしまいタイムロスするも、給水エリアのおばちゃんが気を利かせてくれて、空いたペットボトルを回収してくれましたw

おばちゃん、改めてお礼を言わせていただきますw

ここの上りでエクステラレジェンドのM葉さんに追いつくも、後方から2名のライバルたちが追走してきて合流してしまいました。

一瞬けん制合戦になるも、声かけして聞いてみたところ20代後半とのことで、一気に和みましたw

もう一人は、時々レース会場でお会いするI葉さんで、彼は30代後半カテゴリーでした。

そこからは協調体制をとって、自分を含めた3人で、頂上に向かう。

20代の子を先に行かせて、自分は2番目に下りに入りました。

2回目のダウンヒルは危なげなく下れたものの、M葉さんやI葉さんに追いつかれて焦ったのがよくなかったのか、合流ポイントを左に行かなければいけないのに、右にいってしまい、あっけなくコースミスをする失態w

ここも試走で確認したのに、本番で痛恨のミスw

本当にこういうのが多いので、自分でも冷静に対応できるようになりたいものです(´;ω;`)

ここで、2人に抜かされてしまい、湖沿いのシングルトラックを抜けて、トランジションエリアに戻ります。

やはり、自分の課題は、下りのテクニックと、心に余裕をもってルートを間違わずに行くことだと痛感しましたw

次はいよいよ、最後のランパートになります。

果たして、抜かされてしまった人たちに追いつくことはできるのか?

次回をお楽しみに!!

バイクタイム 2:21:05  バイク順位:13位

スプリットタイム 2:48:36 総合11位

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