XTERRA JAPAN 根ノ上高原 ロングディスタンス バイクトランジション・ラン編

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ようやく長かったバイクパートも終わり、いよいよ最後のランパートに入っていきます!

時間にすると、すでに5時間以上は経っており、すっかり昼下がりの模様です。

晴天のためか、思ったよりも暑くなり、バイクパートでは熱中症になりかけましたが、水をかけたりして、どうにか熱中症になるのは免れました。

塩タブレットをもってきていたのも、よかったですね。

バイクも制限時間内に関門を通過できたので、あとは完走するまで、マイペースで進んでいきます。

トランジションエリアに戻り、バイクをラックに掛けて、ヘルメットも起きます。

シューズもバイクのものから、トレランシューズに変えていきます。

この時に、腰につけているゼッケンベルトを後ろから前に回しておくと良いです。

ふと顔を上げると、バイクラックの一列向こう側に、知り合いが座り込んで休んでいました。

今回一緒にロングディスタンスに参加しているEさんでした。

「どうしたんですか!?」と聞くと、

「この前直してもらったリハハブがダメになっちゃった(笑)」

先日一緒に合宿をしたときに、リアハブがダメになってしまい、修理をしたものの、また同じ症状が出てしまったようで、ペダルを踏んでもハブが空転してしまい、進まない状況になってしまったそうです。

頑張ってバイクを押して進んでいたけど、制限時間も考えると厳しいと判断し、レースを降りたとのことでした。

本当は一緒に完走したかったのですが、念願かなわずとなってしまいました。

Eさんの分も頑張ろうと、自分を奮い立たせて、ランパートに向かいます。

ランパートは、トランジションエリアからでたら、バイクパートと同じく斜面を上がり、広いアスファルトのエリアに出てきます。

今回は、ロングディスタンスの人用に、斜面を登る前に個別のトランジションエリアを設けてくれました。

今回は私もこれを利用させてもらったので、ランに行く前に、ここに用意していた補給を使って補給します。

ランに行く前に、すこしおなかが減ってきたので、用意しておいたドリンク(写真の赤いふたのボトル)を飲んで、塩羊羹と参加賞でもらったエネ餅を食べて、

足攣り対策で、梅丹の2RUNと塩タブレットを摂っておく。

水を入れておいたボトル(写真の黒いふたのボトル)は少し水を飲んで、ジャージのバックポケットに入れて、掛水用に持っていくことにした。

ロングディスタンスは、アップダウンに富んだアスファルトとオフロードを含む8kmのコースを、2周します。

ざっくり説明すると、以下のセクションに分かれます。

① 保古の湖沿いの林道。基本平坦基調。

② 合流地点を通り過ぎてから、第2展望台までオフロードの急斜面の登坂

③ 第2展望台から山の斜面を横切り、アスファルトの道までの激下りセクション

④ そして給水所と湧き水のあるアスファルトの登り ~ 悪洞(わるぼら)から下って合流地点に戻る

⑤ ①の道を逆走して、幸せを呼ぶ鐘の丘に登ってからフィニッシュエリアに戻る

という感じです。

今回はバイクパートとランパートで変わっている部分があったので、④のところではすべてアスファルトを走っていく形になります。

ところどころ分かりにくい箇所もありますので、やはり試走をしていくのが無難かと思います。

今回は、コースの紹介をしながら、レース展開をお話ししていこうと思います。

トランジションエリア ~ 保古の湖沿いの林道

トランジションを出て坂を上ったところに、公式の給水所があります。

ここでは、水・スポーツドリンクと、今回は「エネもち」と「米粉パン」が置いてありました。

米粉パンはふつうに食べるとおいしそうだったのですが、口の中の水分が持っていかれそうだったので、丁重にお断りしました(笑)

さきほどトランジション前のロングディスタンス特設補給エリアで、自身の補給を摂ったばかりだったので、ここはスルーします。

普段だったら、ぜひとも食べてみたいですね。

2周目の時は、エネ餅をもらいました。

バイクコースは根ノ上湖を右手に見ながら進んでいきましたが、ランコースは、バイクコース沿いに進んでいき、公式の給水所から見て左手奥にある階段を下っていきます。

保古の湖に向かっていく林道を進んでいくのですが、ここの階段の段差がけっこう大きく、しかも階段の段もきれいになっているわけではないので、不安定なところを踏まないように慎重に下っていきます。

分かれ道を左に進んでいくと、保古の湖を左手に見ながら林道を進んでいきます。

ここの林道は砂利の道もありますが、基本的には踏み慣らされている道なので、そこまで難しくはないと思います。

保古の湖の近くの林道を走ってしばらくすると、アスファルトの車道と側道がある道に出ます。

ここで、1周目の時点でバイクパートで抜かされた人の背中をとらえることができました。

相手もかなり疲れていそうだったので、一言声をかけて右側から抜かさせてもらいました。

また、ここでは、さきにランパートに行った人たちともすれ違い、お互いに声かけしあったり、ハイタッチしたりしてました。

ここまでくると、不思議な連帯感みないなのが、生まれます(笑)

個人的には、得意なパートと苦手なパートのマネジメントも、このトライアスロンの競技の醍醐味と考えています。

あのパートは相手が得意だけど、次のパートは自分の方が早いから、挽回できるチャンスがあるかも?

なんて、ポジティブに考えることもできマス(笑)

そして、アスファルトの側道は、湖から少し上がって出てきます。

上の写真だと、ちょうど電信柱の後ろあたりから出てきます。

そこから、合流地点まではゆるやかに下っています。

つまり、トランジションエリアに戻るときは・・・・・・。

後ほどここで大変な目にあいます(汗

合流地点を通り過ぎてから、第2展望台までオフロードの急斜面の登坂 

アスファルトの側道をしばらく進んでいくと、三叉路に出てきます。

ここがランパートの合流地点になります。

トランジションエリアから進んでいくと、左側に進行方向があり、右側に周回してから戻ってくる下りの道が見えます。

レース中は、立哨の人がいるので、進行方向を教えてくれると思いますが、看板もあるので、そうそう迷うことはないと思います。

再び湖の方向へ左折して進んでいくと、少しずつ登りに入っていきます。

砂利の登りを登り始めるころには、岩がゴロゴロしている登り坂に差し掛かっていると思います。

さらに林道を登っていくと、右側に進んで岩場を登るエリアになります。

ここも結構急な登りなので、手をつきながらよじ登っていきます。

階段が見えてくると、左手に笹薮の中を下る道があります。

今年は、倒木が横たわっているので、そこをくぐっていくと、電波塔の前の砂利の道に出ます。

下の写真の赤丸のところから降りていき、手前方向に進んできます。

砂利の道は上りになっていますので、奥の方へ登っていきます。

すると、建物の左側に進むところがあり、ここから暗く狭い道を下っていきます。

かなり足場が不安定なため、ここは慎重に進んだ方がよいでしょう。

ここを下っていくと、広い場所に出てきます。

ここが第2展望台のふもとです。

ここは、バイクパートと交わる箇所でもあるので、立哨の人がいます。

看板もあるので、迷うことはないでしょう。

第2展望台は、柵の見える方の階段を登っていきます。

1周目はまだしも、2周目になると、ここの階段を上るのもきつくなっていきます。

展望台からは、中津川市の見渡すことができます。

晴れていたので、とてもよく街の景色が見えました。

辛い気持ちを、気持ちいい景色を見て紛らわせます(笑)

第2展望台から山の斜面を横切り、アスファルトの道までの激下りセクション

展望台から、柵をくぐって、斜面をひたすら下っていきます。

展望台に上ると、そこから一瞬どこに行ってよいか分からなくなりますが、奥の柵にXTERRAのテープがあるので、その部分をくぐっていくと、下りの斜面が見えるので、そこを進んでいきます。

途中、斜面を横切るところもあり、右側の谷底へ落ちないように慎重に進んでいきます。

視界の開けたところに出ると、下にアスファルトの路面がかすかに見える激下りセクションに出ます。

進み方がいくつかありますが、自分の脚力やスキルに合わせて、走りやすいところを進んでいくのがよいと思います。

かなり傾斜がきついので、慎重に下っていきます。

脚にもかなり負担がかかるエリアになるかと思います。

私は、1周目からすでにこの辺りで、右膝が痛み出していたので、ほぼ歩きのペースで下っていきました。

給水所と湧き水のあるアスファルトの登り ~ 悪洞(わるぼら)・合流地点

ここは、バイクパートでも共通しているアスファルトの登り坂です。

バイクコースを示す青いテープと、ランコースを示す赤いテープがあるので、すぐにわかるかと思います。

アスファルトの登りを進んでいくと、給水所があります。

ここもバイクパートのものと同じものになります。

ランパートだと、だいたい半分の4kmくらいの地点になります。

1周目では、ここでロングの参加者に一人抜かされてしまいました。

この時点で、右膝の痛みが出ておりペースも上げられなかったので、素直に順位を譲りました。

後で聞いたら、トレラン専門の人だったとのことでした。どうりで速かったわけです。

時計を見ると、この時点でまだ制限時間まで2時間あったので、ゆっくりマイペースでいくことを改めて決意しました(笑)

2周目の時点で、ちょうど17時のチャイムが遠くから聞こえてきたのを覚えています。

残り4kmほどで、あと1時間ならゆっくり歩いても大丈夫!と思っていましたが、そうもいかないのがレースです。

後ほどその顛末をお伝えします。

さらに進んでいくと、バイクパートとランパートの分かれ道に到着します。

ここも立哨の人がいるので、迷うことはないと思います。

今回は、左に行くとバイクパート(青い矢印)で、直進するとランパート(赤い矢印)です。

(ここの部分は、その年によって進むルートが変わってくるかもしれませんね。)

この先に行くと、道の右側に湧き水がたまっている水場があります。

大きな石をくり抜いて作られた、浴槽のような水瓶があるので、すぐにわかるかと思います。

補給所で足りなかったら、ここの湧き水で補給するのもありです。

私は、ここで湧き水を飲んだり、置いてある杓子で体に水をかけたり、ボトルに水を入れて、ランの途中で使う掛水を補給したりしました。

ここで休めたことで、だいぶ熱中症でやられた体を回復できたと思います。

※ 私は湧き水を飲んでも大丈夫でしたが、飲む際は、自己責任でお願いします。

そのままアスファルトの道を進んでいくと、バイクパートと重なる部分に出ます。

悪洞(わるぼら)の看板が左側に再び出てきます。

上の写真では、奥の道から手前に進んでいきます。

そのままアスファルトの道を進んでいくと、合流地点に戻ってきます。

保古の湖のそばの道を逆走し、幸せの鐘の丘に登りフィニッシュエリア

合流地点からは、保古の湖のそばの道を戻り、フィニッシュエリアに戻ります。

合流地点から湖のそばの道に入るまでは、緩やかな登り坂になっています。

普段ならなんてことない緩い登り坂なのですが、なんせスイムとバイクの長距離を走ってきた後なので、とてつもなくきつく感じます。

さらに膝の痛みもあったので、ほとんどゆっくりペースで進んでいたと思います。

2周目は、合流地点から追い上げてくる人がいたのですが、立哨の人がカウベルを鳴らしたので、追い上げてくるのに気づくことができました。

完走が目標でしたが、あと少しのところで抜かされるのもなんだか情けないと思ってしまい、膝の痛みもある脚をごまかしながら、ペースを上げて(本当はあげたくなかったけど)、何とか突き放しました。

せっかくゆっくりマイペースでゴールしようと思いましたが、そうもいかないのがやはりレースの宿命といったところでしょうか。

でも、ここからさらにきついのが、エクステラがエクステラであるという所を感じるパートです。

そう、ゴール前の幸せを呼ぶ鐘の丘への登り坂です。

写真の奥の方に下っていくと、フィニッシュエリアになります。

さらっと紹介していますが、トランジションエリアの手前の給水所に出たところのアスファルトの広場に出るその前の階段もきついです。

段差の高さもあるので、登るのには結構足を使います。

そこから、さらに幸せを呼ぶ鐘の丘を登らないといけないのです。

ほうぼうの体で何とか戻ってきたところに、この登りですよ。

2周目のフィニッシュ直前は、あまりの疲れにイラついて、鐘を思いっきり鳴らしてやりましたよ、ええ。

幸せを叫ぶより、このコースを作った人への怨念を叫ばざるを得ないくらいな気持ちになりました(笑)

(すぐさま理性を取り戻し、鐘を鳴らすのは、1回だけにとどめました(笑))

写真の奥の方に下っていくのですが、ここの下りもかなり急なので、痛みのある膝をかばいながらなんとか降りていきました。

1周目は降りたところの道を左手に進んで、再びアスファルトの広いエリアから保古の湖の側道へ進んでいきます。

2周目は降りたところの道を右に進んでいき、フィニッシュゲートに向かって進んでいきます。

2周目はペースアップのおかげで、そのままの順位でゴールすることができました。

膝の痛みを感じながらですが、何とか完走できたことに安堵している自分がいました。

途中棄権してしまったEさんや、他の仲間のみんなも声をかけてくれました。

一つの大きな目標を達成できたことは、自分の自信にもなりました。

フィニッシュ後のバイクなど。

かなりのマッドコンディションに苦しめられました。

その分、完走した時の感動は、これ以上にないものになりました。

トライアスロンは、自分との闘い。

準備からレースまでをいかに過ごすかを考えて、目標に向かってどう行動していくのか。

その過程を体験することに意義があるものだと、改めて感じることができました。

ランタイム 2:10:45    ラン順位 7位

総合タイム 8:23:53  総合順位 6位 

年代別1位ですが、出場者の中で私が最年少だったのと、1人しかいなかったので、完走した時点で年代別優勝確定となりました(笑)

完走した人への副賞もいただいちゃいました!

ツール缶と、2kgのお米と・・・・・・。

クォーツを繊維に編み込んだネックレスでした。

通常は、トロフィーのオリジナルマグカップをいただくのですが、今回は完走するかどうかが分ってからの作成だったようで、後日郵送されるとのことでした。

マグカップについては、また後日お見せしたいと思います。

レースはひとまず終わりましたが、今回は、これで終わりではありません。

この後のお話は、また別の記事でお伝えしたいと思います。

こうご期待ください!

(動画では、展望台から下る所や、トレイルの様子も分かりやすく映っています。ぜひ参考にしてみてくださいね!)

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